ナイトワークのお仕事に欠かせないのが「お酒」です。
ここでは、お酒の種類を大まかにご説明します。
ぜひ、お仕事でもお仕事以外でも参考にしてみて下さいね。
焼酎
大別して甲類・乙類の2種類に分別されていて、
日本でも多くの人が飲んでいるお酒です。
「緑茶ハイ」や「ウーロンハイ」と呼ばれるお酒も焼酎で作ります。
一般的に有名な物は「眞露」「鏡月」など。
基本的に飲みやすいお酒ですが、他にも原材料が違う
「米焼酎」や「麦焼酎」などがあります。
特に、「いも焼酎」は香りが強い物が多く、
人によって好き嫌いがハッキリ別れやすいお酒です。
沖縄で有名な「泡盛」も焼酎に分類されるお酒です。
有名な焼酎としては
「森伊蔵(もりいぞう)」
「魔王(まおう)」
などがあります。
ビール
ビールは日本だけでなく、世界的に有名なお酒です。
大麦を発芽させた麦芽で作った物をいいます。
最近では、リーズナブルに飲めるように「発泡酒」の
人気が上がってきています。
「第三のビール」と呼ばれる物も「発泡酒」に分類されます。
ビールと聞いてイメージするのは黄色っぽい色で白い泡が乗った飲み物ですが、
他に、黒ビールや褐色ビールといった物もあります。
日本の銘柄だと「サッポロビール」や「キリンビール」が有名ですね。
海外だと、黒ビールの代名詞でアイルランドの「ギネスビール」、
メキシコの「コロナビール」、中国の「青島(チンタオ)ビール」などが有名です。
日本酒
文字通り、日本で作られているお酒です。
原料は米と麹と水で作られていて「清酒(せいしゅ)」とも呼ばれます。
基本、日本でしか生産されていませんが銘柄の数はなんと2万種類もあるそうです。
女性は苦手な方も多いお酒ですが、昔から根強い人気もあるお酒です。
日本酒は辛口の物が多いですが、地方の地酒などでは甘口で飲みやすい物もあります。
日本酒にはランク(格付け)があり、お酒ごとに名前が入っています。
1.大吟醸酒
2.吟醸酒
3.特別純米酒
4.特別本醸造酒
5.純米酒
6.本醸造酒
以上のように種類分けされています。
リキュール
リキュールと聞いて、ピンと来ない方もいるかもしれませんが
ざっくり言うと、「カクテルの元」のような物かも知れません。
果実やハーブなどに、砂糖やシロップを加えて作ります。
お酒だけではなく、お菓子などにも良く使われます。
割りと耳にするリキュールだと、
コーヒーのリキュール「カルーア」
カルアミルクなど。
カシスの果物から作った「クレーム・ド・カシス」
カシスオレンジ・カシスウーロンなど。
ココナッツのリキュール「マリブ」
マリブパイン・マリブコークなど。
と、色んな種類のリキュールがあります。
チョコレートやヨーグルトなんかのリキュールもあり、
種類やバリエーションは数多くあります。
比較的女性に人気のお酒ですね。
シャンパン(スパークリングワイン)
大人の人でも間違って覚える人がいるのですが、
日本で言う「シャンパン」と「スパークリングワイン」は同じ種類のお酒です。
では、なぜ呼び方が違うのか、ご説明します。
「シャンパン」と呼ばれる物は、フランスのシャンパーニュ地方という決まった場所で
作られた物だけ、この「シャンパン」という呼び方が許されます。
それ以外は全て「スパークリングワイン」です。簡単ですね。
現地ではもっと細かい決まりや呼び方がありますが、
日本にいる場合は、上記の解釈でも問題ないと思います。
要するに「炭酸のワイン」という事ですね。
ナイトワークでは、この「スパークリングワイン」が非常に重要な飲み物となっています。
何かのお祝い事や誕生日、お店の〇周年!などのイベントには大抵出てきます。
お祝い事=「スパークリングワイン」というイメージですね。
中でも代表格なのが「ドン・ペリニヨン」というシャンパンです。
良く「ドンペリ」などと呼ばれています。
こちらのお酒は大変高価で、キャバクラなどで飲もうとすると
等級が一番低いものでも5万円くらいはするでしょう。
高いものだとお店によっては、50万円や100万円するものもあります。
ドンペリにも等級があり、上から
〇レゼルブ・ドゥ・ラ・ベイ(ゴールド)
〇ロゼ(ピンク)
〇エノテーク(黒・ブラック)
〇ヴィンテージ(白)
と言います。
他にもありますがこの4つを覚えておけば問題ないでしょう。
カッコ内はナイトワークで良く言われる呼び方です。
ナイトワークでたまに聞くのが「シャンパンタワー」と呼ばれる飲み方です。
これは、シャンパングラスをピラミッドのように積み上げて、
その上からシャンパンを注ぐ物でナイトワーク意外だと
結婚式やパーティなどでやる人もいるようです。
大きい物になるとシャンパングラスが10段。
使用するシャンパンも10本を超えるという大掛かりなものになり
もちろんお値段もそれに伴って高くなります。
ワイン
ドラマや映画などで良く出てきますので、憧れる方も少なくないと思います。
ブドウを主原料としたお酒です。
ワインには年代別に当たり外れがあるお酒で、
同じ名前のワインでも年によって味が違うため値段も変わってきます。
お気に入りのワインを見つけたら作られた年も控えておくといいでしょう。
ワインには「赤ワイン」と「白ワイン」があり、
女性は「白ワイン」が好きな方が多いです。
赤ワインの特徴としては、苦みが多い物が多く辛口で
白ワインはスッキリ飲みやすい物が多く甘口です。
ワインにも有名な銘柄があり、「Château(シャトー)」という銘柄です。
その中でも特に有名な物を5大シャトーと言い高価な物だと100万円を超えるものもあります。
1.「Château Margaux(シャトー・マルゴー)」
別名「フランスワインの女王」と呼ばれているワインです。
2.「Château Lafite-Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)」
「気品」高く、品質も1等級品と呼ばれているワインです。
3.「Château Latour(シャトー・ラトゥール)」
「不作知らず」と言われるほど安定した品質をもつワインです。
4.「Château Haut-Brion(シャトー・オー・ブリオン)」
「香りはオー・ブリオンの右に出る者はいない」と言われるほど芳醇な香りのワインです。
5.「Château mouton rothschild(シャトー・ムートン・ロートシルト)」
ムートンのラベルデザインは、毎年世界の著名な画家や
彫刻家によってデザインされているワインです。
以上が5大シャトーになります。
シャトーのお話ではありませんが、世界には高価なワインがもう1つあります。
「Romanée-conti(ロマネ・コンティ)」という名前のワインです。
このワインは生産本数が非常に少なく、希少性の高いワインで、
安いものでも1本30万円はします。100万円を超える事もあり
高いものだと1本1000万円もする超高級ワインです。
ウィスキー
大麦、ライ麦、トウモロコシを原材料とした「洋酒」の一種です。
女性が好んで飲む話はあまり聞いたことがありません。
どちらかと言うと、中年男性が多く飲んでいるイメージです。
同じウィスキーの中でも種類があり
・スコッチ
・アメリカン
・カナディアン
・アイリッシュ
と名前が付いています。
生産国や製造過程の違いから種類が分かれます。
最近では日本で生産されるウィスキーも世界的に親しまれるようになり、
サントリー社の「山崎」というウィスキーが世界最高の格付けがされました。
日本でも人気は徐々に広まっていて、ウィスキーにソーダやジンジャーエールを割った
「ハイボール」がポピュラーになってきています。
ブランデー
果実を原材料とした「洋酒」の一種で、香りが芳醇なお酒です。
正しい飲み方はストレートになります。
香りを楽しみながら飲むため、水割りやオンザロックで飲むと
「味が分からない人(カッコわるい)」とされます。
ブランデーには熟成年数を表す符号がついています。
「VO」very old (とても古いブランデー)
「VSO」very superior old (とても優れた古いブランデー)
「VSOP」very superior old pale (とても優れた古い澄んだブランデー)
「XO」これは最低でも7年の熟成期間がないとつかない符号で、
値段も他と比べ高価になってきます。
ナイトワークで良く耳にする高級ブランデーを2つご紹介します。
「Hennessy Richard(ヘネシー・リシャール)」
ヘネシー社が作っているブランデーの中でも最高級のブランデーです。
名前はヘネシー社の創設者リチャード・ヘネシーの名前が付けられて、
リチャードをフランス語で読んで「リシャール」という名前になりました。
ナイトワークのお店で頼むと、100万円~200万円ほどします。
「RÉMY MARTIN LOUIS XIII(レミーマルタン ルイ13世)」
こちらもレミーマルタン社で作られる最高級のブランデーです。
特に高価な物で市場価格241万円の値段が付いたこともあります。
仮にナイトワークで頼むとしたら500万円はするでしょう。